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移民人口比率
西側20カ国の最新公式データ

欧米・オセアニア20カ国における移民・外国生まれ人口比率を、各国の公式統計から体系的に比較。オーストラリア統計局・スイス連邦統計局・カナダ統計局など一次機関データのみを使用。日本語では初の横断比較。

🌐 Read in English「外国生まれ」「外国籍」「移民的背景」など定義は国によって異なります
32.0%
最高水準:オーストラリア(2025年、外国生まれ人口比率)
9.1%
最低水準:イタリア(2024年、外国籍人口比率)
移民・外国生まれ人口比率(20カ国、最新公式データ)
オーストラリア+32%
外国生まれ(2025年、ABS)
ニュージーランド+28.8%
外国生まれ(2023年国勢調査、Stats NZ)
スイス+27.7%
外国籍永住居住者(2025年、OFS)
カナダ+23%
移民(2021年国勢調査、StatCan)
スウェーデン+21%
外国生まれ(2024年、SCB)
オーストリア+20.5%
外国籍(2026年4月、Statistik Austria)
イギリス+19%
外国生まれ(2024年6月、ONS)
ノルウェー+17.5%
移民(両親ともに外国生まれ)(2026年1月、SSB)
ポルトガル+14%
外国籍(2025年12月、INE)
アメリカ+14.3%
外国生まれ(2023年、US Census Bureau)
スペイン+13.96%
外国籍(2025年1月、INE)
ベルギー+13.8%
非ベルギー国籍者(2026年1月、Statbel)
アイルランド+12%
外国籍(2022年国勢調査、CSO)
デンマーク+12.6%
移民(移民の子孫3.7%を除く)(2025年1月、DST)
フランス+11.3%
外国生まれ(2024年暫定値、INSEE)
フィンランド+11.7%
外国出身(第1世代・第2世代、2025年12月、Statistics Finland)
チェコ+10.38%
外国籍(2025年12月、ČSÚ)
イタリア+9.1%
外国籍(2024年12月、ISTAT)
オランダ(参考)+13.5%
外国生まれ(2023年推計、CBS)— 定義変更後の暫定値、直接比較不可
ドイツ(参考)+25.6%
移住背景(Migrationshintergrund)(2024年、Destatis)— 定義が他国と大きく異なるため直接比較不可
出典:各国公式統計機関(ABS、Stats NZ、OFS、StatCan、SCB、Statistik Austria、ONS、SSB、INE、Census Bureau、INE España、Statbel、CSO、DST、INSEE、Statistics Finland、ČSÚ、ISTAT)

※ オランダの13.5%は2023年推計値(CBS)で、CBSが2024年に分類方法を変更したため他国との直接比較には注意が必要です。ドイツの25.6%は「移住背景(Migrationshintergrund)」(本人または両親の少なくとも一方が移民・外国生まれの場合を含む広い定義)であり、他国の「外国籍」や「外国生まれ」と単純比較できません。

方法論上の重要注意点

  • 「外国生まれ」と「外国籍」の違い:「外国生まれ」(オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、イギリス、アメリカ、フランスなど)は出生国に基づく指標で、帰化した移民も含みます。「外国籍」(スイス、オーストリア、ポルトガル、スペイン、イタリア、チェコなど)は国籍に基づき、帰化後は対象外となります。このため「外国生まれ」の方が通常は数値が高くなります。
  • ノルウェーの定義:ノルウェーのSSBが使用する「移民(innvandrere)」は「両親ともに外国生まれで本人も外国生まれ」という定義であり、他国の「外国生まれ」(一方の親のみでも対象になる場合がある)より狭い定義です。
  • デンマークの複合指標:デンマーク統計局(DST)は「移民(indvandrere)」12.6%と「移民の子孫(efterkommere)」3.7%を別々に集計しています。合計は16.3%ですが、本グラフでは移民のみの12.6%を表示しています。
  • ドイツの「移住背景(Migrationshintergrund)」:ドイツのDestatis/Mikrozensusによる「移住背景を持つ人口」(25.6%、2024年)は本人が外国生まれであるか、両親の少なくとも一方が移民・外国生まれの場合を含む広い定義であり、他国の「外国籍」や「外国生まれ」と単純比較できません。
  • オランダの測定方法の変更:CBSは2024年に「移住背景(migratieachtergrond)」という分類を廃止しました。最新の公式な総人口比は本調査では確認できなかったため、「データ確認中」としています。
  • ベルギー・カナダの注記:ベルギーは「外国生まれのベルギー人」22.8%を合わせると合計36.6%になりますが、ここでは「非ベルギー国籍者」13.8%を使用しています。カナダの23.0%は2021年国勢調査に基づくもので、その後の大規模な移民増加(2023年:人口増加の97.6%が国際人口移動に由来)は反映されていません。

国別データ一覧

比率使用定義調査年出典機関
オーストラリア外国生まれ2025年6月ABS(オーストラリア統計局)
ニュージーランド外国生まれ2023年国勢調査Stats NZ
スイス外国籍永住居住者2025年12月OFS(連邦統計局)
カナダ移民(immigrants)2021年国勢調査StatCan(カナダ統計局)
スウェーデン外国生まれ2024年12月SCB(スウェーデン統計局)
オーストリア外国籍2026年4月Statistik Austria
イギリス外国生まれ2024年6月(ONS推計)ONS(国家統計局)
ノルウェー移民(両親ともに外国生まれ)2026年1月SSB(ノルウェー統計局)
アメリカ外国生まれ2023年(ACS)US Census Bureau
ポルトガル外国籍2025年12月INE(ポルトガル統計局)
スペイン外国籍2025年1月INE(スペイン国家統計院)
ベルギー非ベルギー国籍者2026年1月Statbel
デンマーク移民(移民の子孫3.7%を別途集計)2025年1月DST(デンマーク統計局)
アイルランド外国籍2022年国勢調査CSO(中央統計局)
フィンランド外国出身(第1・第2世代)2025年12月Statistics Finland
フランス外国生まれ(移民)2024年(暫定値)INSEE
チェコ外国籍2025年12月ČSÚ(チェコ統計局)
イタリア外国籍2024年12月ISTAT
オランダ外国生まれ(暫定推計)※定義変更後2023年推計CBS(オランダ統計局)
ドイツ移住背景(Migrationshintergrund)※定義注意2024年(Mikrozensus)Destatis

※ドイツの「移住背景」は本人または両親の少なくとも一方が移民・外国生まれの場合を含む広い定義であり、他国の数値と直接比較できません。
※オランダはCBSが2024年に分類方法を変更しており、最新の比較可能な数値が確認できていません。

この統計が示さないこと

  • 「移民」の定義は国によって異なります(外国生まれ vs 外国籍 vs 移民系)。このページでは各国の公式定義を使用しています。
  • 人口比率の高さは、移民政策の成功・失敗を直接示すものではありません。歴史的・地理的・経済的要因が各国の水準を形成しています。
  • 移民人口の構成(就労・難民・家族・留学生)は国によって大きく異なり、この内訳は人口比率と同様に重要です。